ロゴを作りたいけれど、ロゴ作成のためだけに専用ツールを購入したくないという人もいるのではないでしょうか。中には専用ツールを購入できるだけの予算がない人もいるかもしれません。そんなときに役立つのがWindowsに内蔵されているペイントツールです。

ペイントツールはお絵描きソフトとして利用されることが多いですが、使い方次第ではロゴ作成にも利用できます。

powerpointでロゴ作成をするのは簡単なのかをメリット・デメリットと合わせて紹介

画像を貼り付ければオシャレな背景になる

ロゴ作成を行うときに背景が無色のままだとインパクトにかけると思ってしまう人もいるのではないでしょうか。そのような人におすすめなのが自分の写真や画像を使うテクニックです。例えば自分の自宅のベランダから撮影した空の写真をパソコンに取り込んで、それをペイントツールに貼り付ければ爽やかな雰囲気の背景が完成します。

その背景の上にテキストツールで文字を入力していけば、それだけでオシャレなロゴが作れてしまうのです。文字と背景が被って見えにくい場合は、文字を入れる部分の背景だけを切り抜いておくのも効果的でしょう。こうすることで文字と背景の両方が目立つようになります。

写真を撮るのが苦手な人は何処かから画像を保存してきて、それをロゴ背景に使うという方法を取るのが良いでしょう。この方法であればインターネット上にある画像を使ったオシャレなロゴ作成が可能になります。この方法を実践するときの注意点として考えられるのは権利関係の問題です。

インターネット上にアップロードされている画像には営利目的での利用を禁止しているものや、営利目的と非営利目的での利用の両方を禁止しているものがあります。そのような禁止事項に該当する写真や画像を使ってしまうと、トラブルに発展する可能性があります。

文字の配置を変えるだけでオシャレなロゴに見える

ペイントツールでできることは限られていますが、その限られた範囲内のテクニックを使えばオシャレなロゴに見えるようになります。例えばテキスト入力で文字を入れるだけでは味気ない漢字になりますが、その文字の配置を変えるだけでオシャレなロゴに見えるでしょう。

文字が二段に分かれてしまった場合は、その文字を左揃えにするのか、中央揃えにするのかといった選択を取るだけでも印象が変わります。二段に文字が分かれている場合は、上段と下段の文字の両方を同じ角度に配置する必要もありません。

上段の文字だけを右肩上がりの角度に変えて配置すれば、よりオシャレなロゴに見えやすくなります。このように文字の配置を変えるテクニックを知っていれば、奇抜なデザインのロゴを作成することも可能です。文字の配置を一文字ずつ変えていって、文字だけで円を描くようなロゴを作成することもできるでしょう。

自社のトレードマークがトライアングルであった場合は、文字を三角形の形に配置していくのも良いかもしれません。文字の配置を変えれば自社をアピールできるような最高のロゴも作りやすくなるでしょう。

フォントへのこだわりがロゴの印象を変える

ペイントツールでは似たようなロゴしか作れないのではないかと考えている人もいるかもしれません。そのような印象を受けてしまうのはフォント選びにこだわりを持っていないからではないでしょうか。ロゴの印象はフォントで決まる場合もあります。

デフォルトで設定されているゴシック体のフォントだけを使っていれば、何度作成しても同じようなデザインのロゴになってしまう可能性は高いです。オシャレなロゴを作りたいのであれば思い切ってデフォルトのフォントから設定を変えてみるのが良いでしょう。

ゴシック体フォントから明朝体フォントに設定を変えるだけでも、文字の印象は大きく変わります。この二種類以外にも既存のフォントは複数インストールされているので、その中から自分の理想に合うものを探しましょう。

既存のフォントの中には自分の理想とするフォントを見つけられなかったという人は、インターネット上にアップロードされているフォントを使うのが良いかもしれません。インターネット上には誰かが作成したフリーフォントもアップロードされています。

フリーフォントであれば無料で利用できるので、お金をかけたくない人にもおすすめです。このフリーフォントを利用する際にも利用規約はチェックしておく方が良いと言えます。可能であれば作成者に直接連絡を取って、ロゴ作成への利用の許可をもらうのが良いと考えられます。

図形を使えば理想のロゴも作りやすくなる

Windowsに入っているペイントツールには、図形ツールが入っています。この図形ツールを駆使すればペイントツールであっても、自分が理想としているロゴを作れる可能性が高くなります。例えば円形ツールを使って球体をイメージした円を作り、その球体の中に文字を入れるだけでもオシャレなロゴに仕上がるでしょう。

球体を青系の色で塗りつぶしたら、次に緑色に設定を変えて三角や四角の図形ツールを駆使して島のようなものを描き加えていけば簡易的な地球を表現することもできます。その地球の上に文字が来るように配置を変えれば、オシャレなロゴに見えてくるかもしれません。

他にもひし形や星形、矢印などの図形ツールが入っているので、どの図形ツールを使えば自分の思い描いているロゴになるかを探していくのが良いでしょう。線形ツールを使って文字の下部に線を引いておけば、文字を強調することもできます。

会社名や商品名を強調したいときに有効活用できるテクニックでしょう。

文字色の変更で強弱をつけよう

ペイントツールで簡単にできるオシャレテクニックの1つが文字色の変更です。

ただ文字の色を変えるだけなら普段からやっているし、ロゴ作成でも何度も使っているという人もいるでしょう。

それでもオシャレなデザインのロゴに仕上がらないのは、文字色を上手く使えていないだけかもしれません。文字色を上手く扱えればオシャレなロゴに変身する可能性は高いです。文字色を有効活用するときに重要になるのが、「何処を強調したいか」という部分になります。

例えば「フラワーショップ・チューリップ」という店名があったとします。この店名で強調したい部分は「チューリップ」であった場合、この「チューリップ」という文字を派手な文字色に変える必要があります。できれば赤色やオレンジ色といった暖色系を使うのが良いでしょう。

このときには「フラワーショップ」の部分の文字色も重要になります。「チューリップ」で暖色系を使った場合、「フラワーショップ」の部分は寒色系を使うのが好ましいです。そうすることによって文字に強弱がつくのでオシャレなロゴに仕上がりやすいと言えます。

上手く活用すればペイントツールでもオシャレなロゴは作れる！

ペイントツールではオシャレなロゴを作れないと思っている人は、ペイントツールを有効活用したことがないだけだと言えます。今回紹介したようなポイントに注意しながら、ペイントツールを使ってロゴを作ってみましょう。

そうすることで自分のロゴがプロのような仕上がりになるかもしれません。ペイントツールでのロゴ作成になれてきたら、他の人のロゴも作ってあげるのが良いでしょう。