powerpointは企業ではよく利用されているオフィスソフトなので、ロゴ作成をするときにも使えるのではないかと思う人もいるでしょう。
簡単にできるのか、他のソフトを探した方が良いのかが気になることもよくあります。この記事ではpowerpointでロゴ作成をするのが簡単なのかどうかを説明した上で、powerpointを利用するメリットやデメリットを紹介します。
powerpointはロゴ作成に使えるソフトなのは事実です。powerpointは総合的なプレゼンテーションソフトとして仕上げられているので、ビジュアル的にアピール力があるデザインを作成することができます。
標準機能として備わっている図形の描画だけでもさまざまな種類があるため、デザインを1から仕上げることが可能です。クリップアートなども利用できるので、気軽にロゴ作成をすることができるでしょう。さらにpowerpointはオフィスソフトとの連携をしているので、美しいアートのようなテキストを挿入したり、表をうまく使ってデザインを入れ込むこともできます。
powerpoint以外のオフィスソフトもデザインに使ってきた経験がある人なら、すべてのソフトを上手に使ってロゴを作り上げられるでしょう。ただ、powerpointはロゴ作成のためのソフトではないので、専門ソフトに比べると機能が少ないのは確かです。
うまくpowerpointを使いこなせるかどうかが重要なポイントになります。
powerpointでロゴ作成をするにはデザインスキルがあるだけでなく、別のソフトも用意することが必要です。正確に言えば、powerpointの標準機能だけでも図形の描画や文字の挿入を通してロゴをデザインすることは可能ですが、より美しい仕上がりにしたい場合には他のソフトで素材を作成してインポートすることが重要になります。
シンプルなデザインのロゴであればpowerpointだけで仕上げることも可能ですが、複雑な図形を入れ込んだり、画像処理を施して見栄えが良くなるように色合いを調整したりすることはできません。powerpointで美しいロゴを作成するにはロゴの構成要素をパーツに分けて画像として作成し、powerpointに貼り付けてレイアウトをするのが良い方法です。
画像処理ソフトやペイントソフトなどを使用したり、写真の加工ソフトを利用したりすればロゴに入れるのにふさわしいエンブレムを作れるでしょう。専門のソフトを使用した方がデザインを作るのも簡単です。テキストについてもポップアップなどのテキスト効果を付けられるソフトや、多数のオリジナルフォントを搭載しているソフトなどを使用するとイメージに合うロゴにすることができます。
テキストについてはpowerpointと相性が良いWordを使用することも可能ですが、希望のフォントを探してインストールする必要があるので注意しましょう。
ペイントでも作れる!ペイントツールでオシャレなロゴ作成を行う方法
ロゴ作成でpowerpointを利用するメリットは、使い慣れている人にとっては気軽なことです。
企業でオフィスソフトの契約をしている場合には専門のソフトを導入する必要がないので余計なコストもかかりません。社員の誰もがpowerpointファイルなら閲覧できるので、内容を皆にチェックしてもらいたいというときにも簡単です。
また、powerpointはオンラインでファイルを共有しながら作業を複数人で進めることもできます。Teamsなどを使用してスタッフ間でコミュニケーションを取りながら作業をすると効率的にロゴを完成させられるでしょう。
リモート環境だったとしても関係なく使えるのはpowerpointの魅力です。また、レイアウトを自由に調整できる点でわかりやすいという点も挙げられます。複数の素材を作成して組み合わせるのはロゴを作成するときの常套手段です。
powerpointはユーザーインターフェースが優れているので、どのようなロゴになるかが一目瞭然です。完成したロゴを印刷してもらうときにも、印刷会社ではpowerpointデータの入稿を受け付けていることが多く、編集せずにそのまま使用することができます。
他の資料を作成してロゴを埋め込む場合にも、ロゴデータをそのまま使用できるので現場にとって使いやすいのもメリットです。
powerpointを使ってロゴ作成をする方法はデメリットもあります。まず、専門ソフトに比べると機能が少ないのでデザインするのが難しいことがデメリットです。上述のように美しい仕上がりのロゴにするためには、他のソフトを使用して素材を作った方が効率的です。
また、powerpointでは既存の画像を修正することはできないので、手書きのイラストを修正してロゴに入れたいといったときにはpowerpointを使うことはできません。powerpointで作られたデザインであれば図形を動かしたり、削除したりして修正することは可能です。
図形を追加してロゴを仕上げることは可能ですが、既存のロゴや画像を改変するのには向いていないので注意しましょう。基本的にpowerpointは1から作成するときに向いていると考えた方が良いでしょう。
powerpointをロゴ作成ソフトとして利用する方法が簡単かどうかはケースバイケースだとわかってきた方も多いのではないでしょうか。もともとロゴ作成を意図したソフトとして開発されたわけではないので、機能的に不足してしまうのは確かです。
しかし、素材があるときならプレゼンテーションソフトとしてわかりやすいユーザーインターフェースになっていることから簡単にロゴ作成をおこなえます。powerpointでロゴ作成をするのが簡単かどうかは、ロゴに使用する素材が用意されているかどうかによって違います。
素材が揃っていて修正する必要がないというときにはpowerpointは魅力的なソフトです。しかし、素材がない場合や、素材を修正しなければならない場合にはpowerpointは適していません。ロゴ作成を始める段階の状況によってpowerpointの良し悪しが変わるので注意しましょう。
また、素材がなくてもデザインスキルがあってpowerpointを使い慣れているなら1からデザインすることもできます。シンプルなロゴを作成するときにはpowerpointで十分のことも多く、あえて他のソフトを使う必要がない場合もあります。
テキストと線や図形で構成されるロゴならpowerpointでも簡単に作成することが可能です。
powerpointはロゴ作成に使えるソフトの1つですが、専門ソフトに比べると機能的に劣ってしまう面もあります。
1からロゴ作成をするときには、powerpointを使い慣れているなら魅力的なソフトです。ロゴに使用する素材が用意できているなら簡単に作れるのでpowerpointを活用しましょう。
作成したロゴを使用するときにもpowerpointベースで作ってあると便利なので検討してみるのがおすすめです。